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更年期障害の対策にピルの服用をすることもある!

2019年10月25日

ピルといえば女性が避妊を目的として使用するのが通常のケースですが、人によっては避妊以外の目的で使用される場合もあります。
生理の周期を安定させる目的で使用される場合もあれば、生理による痛みを減少させる目的で使用される場合も存在します。
またそれ以外にもピルは、病気の治療のために使用される場合も多いのが特徴です。
特に女性に特有の生殖器官に関係する病気や症状の治療のために、ピルは広く使用されています。

なぜ避妊を目的としたピルが病気の治療に使用されているのかといえば、それはピルに含まれている成分に深く関係しているからです。
一般的にピルには避妊を回避するために働く成分として、エストロゲンとプロゲステロンという性ホルモンが配合されています。
これらのホルモンがある種の病気や症状を抱えている人の治療にとって、大きな役割を果たしています。

ピルを使用して治療できる症状の中には、加齢により体のさまざまな部分に異常をきたすようになる各種の更年期障害もあります。
女性の体にこれらの更年期障害を引き起こしている一番大きな原因は、卵巣の機能が加齢により次第に低下することです。
女性は年を重ねることにより卵巣からエストロゲンの分泌が減少しがちになりますが、このことが女性の健康維持全般に大きな影響を及ぼしています。

更年期障害としてエストロゲンの不足による女性の体に起こりうる症状の典型的なものにはホットフラッシュがあります。
ホットフラッシュとは顔が突発的にほてる現象であり、更年期障害で悩んでいる多くの女性の間に共通して見られる症状です。
顔がほてるだけでなく、スウェッティングなども伴うことから人前に出て仕事をしている女性にとっては大きな問題になることもあります。
スウェッティングとはここでは、通常よりも多い量の汗をかくことを意味しています。

それ以外にも更年期障害により精神的なストレスがたまる場合もあり、また症状が進んだ場合、不眠症などの原因になる場合もあります。
こうした一連の症状を緩和させるための方法として、ピルが使用されています。

ホルモン補充療法で更年期障害を治療!

ピルが更年期障害の女性のための治療薬として使用されているのは、ホルモン補充療法を目的としているからです。
ホルモン補充療法とはその名前の通り、加齢とともに卵巣から分泌が減少している女性ホルモンを、ピルにより補充する方法です。

更年期障害を引き起こす原因は、卵胞ホルモンであるエストロゲンの不足ですが、エストロゲンが体内から不足することによって、体の中のホルモンバランスに変調を生じさせることにより各種の症状を引き起こしています。
そのためにピルの中に含まれているエストロゲンを直接体内に摂取することによって、体内で不足しがちになっている女性ホルモンを補うことができ、体のホルモンバランスを正常な状態に近づけることための手助けをします。

こうしたピルによる更年期障害の治療は、特に閉経をした高齢の女性の間で広く行なわれています。
女性の場合、早い人では40代の前半ごろから閉経が始まり、多くの女性が50代の中ばごろまでに閉経を経験しますが、この閉経が起こる前後の数年の期間のことを特に更年期と呼びます。
更年期障害という言葉もこの期間に由来しているもので、閉経によるホルモンバランスの変化が、さまざまな症状を女性の体に引き起こしています。

こうした閉経によるホルモンバランスの変調の改善のためにもピルは使用されていますが、使用を始める場合にはまず婦人科の医師に相談をする必要があります。
なぜならばピルにはさまざまな副作用が存在するために、安全に使用をするためには避けなければいけないリスクが多く存在するからです。
そのために一番確実な方法が婦人科の医師に相談することであり、医師の診療にしたがって適切に使用することで、副作用のリスクをできる限り低減して使用することができます。