• ホーム
  • ピルの服用で何故太ると言われる?

ピルの服用で何故太ると言われる?

2019年12月01日

避妊を目的として継続的にピルの服用を開始した場合、人によっては避妊の効果以外の変化が体にあらわれる場合もあります。
体重の変化もそうした症状の一つで、ピルを服用している人の場合、体重が増加する傾向が多く見られています。

なぜピルを服用しただけで太りやすい体質になるのかといえば、ピルの中に含まれている特定の成分が、体重を増やす働きがあるものが含まれているからです。
ピルに一般的に含まれている成分の中でも、特に体重増加に影響を与えているのがエストロゲンという女性ホルモンです。
エストロゲンは女性の体の働きを維持するうえで欠かすことのできないホルモンですが、体内に過剰に分泌されると、体調維持を行なっている臓器の機能を変調させる場合もあります。

太りやすい体質になることに特に影響しているのは、腎臓に対する作用です。
腎臓は体から不要な水分を排出する役割とともに、水分の中に含まれている塩分を体内に再吸収する役割も持っています。
この塩分の再吸収により、腎臓は体の機能を効率的に維持しているのですが、女性ホルモンであるエストロゲンには、この腎臓からの塩分の吸収を促進させる働きがあります。

そのためにピルを継続的に服用した場合には、体内に過剰にエストロゲンが存在することになるので、それが腎臓にも影響を及ぼして、腎臓からの塩分の吸収を通常よりも多くしていまいます。
その結果として体内からは水分も排出されにくくなってしまい、これが体重の増加につながります。
体内に過剰に残った水分は体のむくみとして現れる場合もあり、体型を崩す大きな原因ともなります。

ピルを服用することで太ることの理由としては、体に脂肪がつきやすい体質になることも指摘されています。
女性ホルモンであるエストロゲンは、女性らしい体型を作るために重要な働きをしていて、それが体の必要な部分に脂肪の蓄積をもたらします。
またピルの中には食欲を増加させる働きを持つ成分も含まれているため、これも太りやすい体質になる理由の一つです。

これらがピルを服用することで太ることの理由なのですが、体型を維持するためには普段から努力をすることが必要になります。

普段から運動やマッサージを行なってむくみを取る!

ピルの服用による体重の増加を防止するためには、普段から太らないように意識する生活を送ることが大切です。
ピルによる体重増加を抑制するために特に注意しなければいけないのは、知らず知らずのうちに、普段より多くの量の食事を摂取してしまいがちなことです。
ピルに含まれている特定のホルモンが食欲を刺激してしまうのですが、この食欲に負けて欲望のおもむくままに食べたい量だけ食べてしまうと、すぐに体重の増加につながってしまいます。
そのために、体重増加を防止するにはなによりも自分自身の食欲をコントロールするための自己管理の意識が必要になります。

ですが食事の量に注意した場合でも、ピルにはそれ以外にも体重を増やす可能性のある働きがあるので、気付かないうちに体重が増加してしまうようなケースもあります。
水分が排出されにくくなることによる体のむくみもそうした症状の一つで、こうした場合には、全く別の努力が必要になります。
体のむくみを防ぐことに大きな効果があるのはマッサージです。
体の中でも特にむくみやすい部分を重点的にマッサージすることで、体に水分をためにくくして、むくみの発生を防ぐことに一定の効果を発揮します。

むくみを防止するためには、普段から定期的に運動をする習慣を身につけることも有効な方法です。
運動をして適度に汗を流すことによって、腎臓で塩分とともに再吸収された水分を体外に排出しやすくできます。
それにより体から不要な水分をなくして、むくみにくい体を作ることができます。
また体を動かすこと自体にも体にむくみを生じさせにくくする働きがあります。

いずれにしてもピルによる体重増加を防ぐには、普段から自己管理の意識を持つことが重要です。
体重増加に対する強い危機意識を持ち続けることで、より健康的にピルを使用することができます。